2008-05-26

はじめてつくるパワーアンプ(電源をつくる。LM350T)


TDA1552Qのアンプを作ったものの、電源はどうしよう・・・
データシート見ると、6V~18Vで4Aまでの範囲内で動かせるらしい。

トランスで作ろうと思ったけど、トランスの値段が結構高い。
スイッチング電源だと音質があまりよくないみたいだけど、ACアダプターがあまってるので
作っちゃう。元々はパソコンのACアダプターだったものです。

ACアダプタには出力19.5V3Aって書いてあります。アンプを動作できる範囲におさまってません。
ですので・・・可変出力電源を作りました。

LM350Tってのがすごいらしい・・・
何がすごいって、
出力電圧がボリューム(可変抵抗)で変えられる
3Aまでの出力
86dBのリップル除去率
(リップルとは交流から直流にする際にどうしても交流のゆらゆらが残るらしくって、
オーディオアンプならノイズの原因にもなるものらしい)

秋月に大容量出力可変安定化電源キットって売ってるんですが、基板がちょっと大きい。
どうにか小さくおさえたいので、自分で作ってみるしかないか・・・
ちょうど、説明書もネットで出てくるしさ・・・
10V~17Vに可変できるようにしてるけど、違う範囲内で作りたい場合は抵抗を変えればいいです。

Vout=1.25x{1+(VR+R2)/R1}
VRは可変抵抗(1K)なので0が最小で1000が最大
R2とR1の抵抗値は出力にあわせるように抵抗を選べば良いだけです。

MT350Tの可変出力電源の回路図は色々と出てくるんだけど、ピンの配置図が左からVIN、ADJ、VOUTとなってる。
実際のピン配置は左からADJ、VOUT、VINとなってる。
これを間違えたので、僕はまともに動作しなかった。
3日くらい悩んで、MT350Tが壊れてるのかと思ってしまった。よくデータシートを見てみると
違うんですよね・・・

こんな人がいるかわからないけど・・・・わかり易いように回路図を作ってみました。
C1のコンデンサと配置の仕方によるけど、コンパクトに作れると思います。
LM350Tはお店によって高いので注意。秋月なら200円です
KA350って同じ物が100円です。

秋月で買った放熱器61x50x13mmをつけてみた。間には千石電商でかったシリコンラバーシート
付ければビス止めして完成です。ほんのり暖かい。
初めに間違えてしまった時にケースに穴をあけてしまったので、C1のコンデンサの位置が回路図とは違います。

うまく動作し、10V~17Vまで可変できるので13Vくらいに調整して完成です。

箱のサイズはタカチMB-2になります。

コンデンサがたくさん入ってますが、話はまたの機会にします。

追加 アンプにはスイッチが付いてますが電源単体には付いてないので付けた。なかったので電気代の無駄でした・・・

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